萩まつりについて

玉川小学校から保護者向けに配布された資料から抜粋させていただきました。
萩まつりについて玉川太鼓光のオブジェ

 平成3年、第1回の萩まつりが行われました。
当時は小学校のお祭りとして、「地域の歴史を知り、地域を大切にできる」ことをねらいに行われました。
学年の発表や、今も続く「光のオブジェ」もそれにちなんだものでした。
 平成6年第4回から、萩まつりは大きな転機を迎えます。
草津市教育委員会が推進する「ザッツ・マイ・スクール」事業に合わせ、学校・保護者・地域が一体となって集い、ふるさと玉川に学び合う、地域あげての行事として開催されることになります。
とりわけ、第4回は「玉川を歌おう!」をテーマに、子どもたちは、「郷土に学ぶ」と題した学習発表をしたり、萩まつりに合わせて自分たちで作った歌「萩の玉川」を発表したりしました。
 その後、「玉川太鼓」を地域の古老の協力により復活し、今日にいたっております。
 萩まつりは、地域や保護者の協力も欠かせません。子どもたちが楽しみにしている「おはぎ」や模擬店もそのひとつです。
 これまでの歴史と、まつりに込められた願いを再確認し、ふるさと玉川について再度見つめ直す機会としたいものです。

 むら太鼓として、お祭りの時に打ち鳴らされる「祭太鼓」が2種類と、旱魃(長期の日照り)の時に雨を願う「雨乞い太鼓」1種類が野路町に伝承されていました。
豊年を祈願し、豊作を喜び、一滴の雨水を懇願して打ち鳴らし続けられてきた太鼓ですが、生活の変化の中で、思いの表し方は変わり、太鼓の響きは消えました。
しかし、第4回萩まつりの中で、この響きが復活しました。現在は「太鼓クラブ」の子どもたちが「玉川太鼓」として伝承を続けています。
 今後も、地域の願いとしての響きが続くように見守ってください。

 萩まつり週間を彩る玉川小学校独特の展示物です。お昼でもほのかに感じる明かりは、温かく見えます。また、一つひとつのオブジェにはテーマがあります。じっくりとご覧ください。